五反田で痴女M性感の夜に悶える、その寸止め

毎年、夏になると思うんだ。みーんみん、じーじーと鳴いてるセミの中には、メスと交尾できずに、たった7日間で死んじゃうオスもいるんだろうなって。

世間では、草食系だとか、リア充とか、最近だと意識高い系とか、いろいろあるみたいだけど、オレってつくづくオスなんだよな。でも残念だけど、モテないオス。やれずに死んじゃうセミのオス。そう考えるとゾッとする。だから、気が、いや、股間が治まらないときは、風俗店に行って慰めてもらうんだ。

・途中下車した五反田は、M性感の聖地 その晩は、したたか飲んで、酔いも山手線もだいぶ回ったようだ。「ヤバいっ!」と思って途中下車した駅は、五反田だった。最終電車だったのに、お見送り。今晩は家に帰れそうにない。

五反田と言えば、学研やポーラの本社ビルがあったり、銀行のビルがニョキニョキ立ってたり、ビジネス街な感じがする。でも都内で風俗遊びに長けた連中なら、SMとかM性感といったマニアックな風俗が楽しめる街ってことで決まりだ。

・芸能人のお墨付き、ドスケベ痴女が今夜の相手 酔いも眠気もすっかり醒めてしまったが、キツイのをお見舞いされ悶えきったら、きっと朝までぐっすりだろう。オレは、お笑い芸人のケンコバこと、ケンドーコバヤシが激推しする、ドスケベ痴女のあの店に行った。五反田駅から山手線に沿って、渋谷方面に少し歩く。風俗店の事務所や待機所が、占めているであろうマンションの一室に、お目当ての受付はある。

長髪のちょっと兄ちゃん風のスタッフに声をかけると、拍子抜けするような高い声で、「すぐに、こちらの女の子6人が紹介できます!」と。オレは、前髪ぱっつんの黒髪セミロング、ちょっと気が強そうなSちゃんを選んだ。

受付を済ませると、マンションと向かい合わせのラブホテルに行った。五反田、実に都合のいい街だ。10分ほどしてドアがノックされた。痴女の登場だ!

「お客さん、早く服、脱いでもらえます?」
「あ、はい。すみません」
オレは、客なんだよな? なんか命令されてるみたいだ。でも、何かいい。

指名したSちゃんの背は、170センチくらい、見た目どおりのクールビューティだ。オレが、もたもたしながら上半身裸になると、彼女は、ため息に似た息遣いで、オレのベルトに手をかけた。と思ったら、ゆで卵をプルンと剥くように、全裸にさせられた。正確には、靴下を履いている。しかし、勃起している。オレの知性の証明は、靴下だけが……。

「あ~っ」と声が出た。
「はい、シャワー。靴下濡れちゃうよ?」と、声をかけられたとき、Sちゃんは、何も身に着けていなかった。オレは、転がり込むように靴下を脱いで、シャワーブースのSちゃんを追った。